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【エンディングノート】どの程度世の中に浸透したか考えてみよう【データから考えてみよう②】

『エンディングノートがどの程度世の中に浸透したか考えてみよう (NPO法人ら・し・さ(終活アドバイザー協会)「終活意識全国調査」』が公開したデータから)

 

  • エンディングノート周知率も全世帯通して60%超え?
  • エンディングノートを持っている人は60代でも20%?
  • 終活のはじめの一歩を踏み出す難しさ

 

それぞれ一つずつみていきたいと思います。

 

 

出典:NPO法人ら・し・さ(終活アドバイザー協会)「終活意識全国調査」

 

 

エンディングノート認知率も全世帯通して60%超え?

 

エンディングノートを知っている人は、全世代平均80,3%でした。一番「死」から遠い存在である20代でも60,5%という数字で、「終活」より認知度は下がりますが、それでも8割以上の人がエンディングノートの存在を知っているのは、終活と共に、エンディングノートが終活を具現化するためのツールであると、世の中で認知が進んでいること事を示していると言えます。

 

 

 

出典:NPO法人ら・し・さ(終活アドバイザー協会)「終活意識全国調査」

 

 

エンディングノートを持っている人は60代でも20%?

 

エンディングノートを知っている人は、全世代の80,3%でしたが、エンディングノートを持っている人は、全体の12,2%にとどまり、「知っている人」と「持っている人」では、圧倒的に開きがあります。特に終活に一番近い世代、60代以上でもエンディングノートを持っている人は、全体の2割となっています。大きな逆転の傾向となっており、実際の終活が言葉の認知度と比較すると10人の中で実際にエンディングノートを書いているのは1,2人という結果になりました。

 

 

終活のはじめの一歩を踏み出す難しさ

 

エンディングノートを知っている人と、実際持っている人のデータを比較してみて、終活のはじめの一歩を踏み出すのが、とても勇気のいる行動だということがわかりました。エンディングノートは種類にもよりますが、「自分で書く項目」が多く、手間と時間がかかり、特に高齢者にとっては「必要だけど、ちょっと面倒くさいもの」と思われているのかもしれません。このギャップを解消するためには何を解消したら、どこを修正したらよいのか、終活を勧める立場である私も、色んな方のお話を聞いて、みなさまにとってわかりやすい、シンプルな終活を考えていきたいと思います。

 

 

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