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コロナ禍で人生に対する向き合い方が変わった人は男性で40%、女性で54%。世代差と男女差が顕著 【データから考えてみよう⑥】

コロナ禍で人生に対する向き合い方が変わった人は男性で40%、女性で54%。世代差と男女差が顕著

 (NPO法人ら・し・さ(終活アドバイザー協会)「終活意識全国調査」』が公開したデータから)

 

 

  • パンデミックの影響は全世代にインパクトを与えている
  • 20代が最もパンデミックの影響を受けた世代か
  • 50代以降でパンデミックの影響の男女差が顕著に。今後の終活への影響を注視

 

それぞれ一つずつみていきたいと思います。

 

 

 

 

出典:NPO法人ら・し・さ(終活アドバイザー協会)「終活意識全国調査」

 

 

 

パンデミックの影響は全世代にインパクトを与えている

 

世界的に現在も収束していないパンデミックの影響は、全世代に多大な影響を与えている結果となりました。丸3年に及ぶ不要不急の外出の制限、外出の際のマスク着用の徹底、オンラインツールの定着化など、この3年間で今までの生活習慣、働き方、人間関係が大きく変化しました。男性で40%、女性で54%が人生の向き合い方が変わったという結果になっています。男女の意識で明らかな差があり、特に50代以上で顕著です。

 

 

20代が最もパンデミックの影響を受けた世代か

 

20代では男性50%、女性で59%と、20代の過半数がパンデミックの影響を受けたと回答しています。一番体力もあり、時間的な余裕もあり、活動的な時期であり、パンデミックの影響をダイレクトに受けたと推察されます。終活についての意識も他の世代と比較して高く、今後どのような終活のあり方を目指すのか、20代の終活への意識について注視していきたいと思います。

 

 

 

50代以降でパンデミックの影響の男女差が顕著に。今後の終活への影響を注視

 

 

30代までは、男女差は10%以内に収まっていますが、40代から徐々に男女差が開き始め、50代では男女差が20%を超え、女性の方がコロナの影響で人生の向き合い方が変わった人が多いようです。女性では各年代で影響を受けた比率が近似値をとっており世代間の差もあまりないように見受けられます。男性は20代が、コロナの影響を強く受けていますが、その後社会の中堅の現役世代である30代から50代までは影響の幅が低下しているのが特徴的です。

今後男女で終活に関する意識、準備が異なるのか、コロナが終活に与えた影響についても注視していきたいと思います。

 

 

今回の調査は、「コロナで人生の向き合い方に影響があったかどうか」について統計をとっており、具体的に何が影響を受けたのか具体的な項目はわかりません。

終活に関してはコロナ禍で、葬儀の形が一般葬から家族葬が増加したというデータもあります。墓じまいに関しても新聞雑誌ネットニュースで目にする機会も増えてきました。

コロナ禍が終活に関して与えた影響も今後顕在化してくるかもしれません。

みなさまのご希望に添える終活の準備をご用意できるよう、これからも色んな情報に触れ、情報をお届けしていきたいと思います。

 

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