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マイナンバーカードの申請数が9400万枚を超えました。日本の全人口に対する割合は75,4%(2023年3月12日時点)【データから考えてみよう⑩】

マイナンバーカードの申請数が9400万枚を超えました。日本の全人口に対する割合は75,4%(2023年3月12日時点)【データから考えてみよう⑩】

(出所)総務省のマイナンバー制度とマイナンバーカード

 

 

  • マイナンバーカードとは
  • マイナンバー法とは
  • マイナンバーカードの申請数が9400万枚を超えました
  • マイナンバーカードの申請状況は西日本、九州地方で特に高い傾向

 

それぞれ一つずつみていきたいと思います。

 

 

マイナンバーカードとは

 

 

マイナンバー(個人番号)とは、平成27年10月以降、 日本国内に住民票を持っている全住民に通知される、一人 ひとり異なる12桁の番号のことを言います。 マイナンバーカードは、マイナンバーをお持ちの方 からの申請により、市区町村が交付します。これはICチッ プが搭載されたプラスチック製のカードです。 また、マイナンバーカードには、身分証明書としての 機能が付加されています。さらに、マイナンバー法に基づいて、マイナンバーを提供する際に必要な本人確認をする際にも使用できるカードです

 

 

 

マイナンバー法とは

 

 

マイナンバー法とは、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」が正式名称です。

またマイナンバーを利用できるのは、①社会保障、②税及び ③災害対策の3分野に限られています。これ以外で、マイナ ンバーを利用することは、一部の例外を除いて、マイナンバー法が認めていません。

 

 

 

マイナンバーカードの申請数が9400万枚を超えました。

 

(出所)総務省のマイナンバー制度とマイナンバーカード

 

2023年3月12日時点で、マイナンバーカードの申請数が9400万枚を超え、全人口比でみると75,4%までマイナンバーカードの申請が完了しているそうです。

よく比較されるデータとして、運転免許証の交付率がありますが、警察庁交通局運転免許課発表の令和3年の運転免許統計→データのせる では81,895,559件です。運転免許証が16歳以上で取得できる免許であることを考えると、単純比較はできませんが、マイナンバーカードの申請数は、現時点で免許証の保有者を超え、高い水準となっています。

令和4年1月1日時点では5100万枚の申請数だったことを考えるとこの1年2か月で4300万枚の申請があったことになります。マイナポイント事業が功を奏した結果と言えるかと思います。

 

※マイナポイント事業

マイナポイント事業(マイナポイントじぎょう)は、個人番号カード(マイナンバーカード)や電子決済の普及を目的に総務省が実施する消費活性化政策、ポイントプログラムである。

(出典)Wikipedia

 

 

 

マイナンバーカードの申請状況は西日本、九州地方で特に高い傾向

 

(出所)総務省のマイナンバー制度とマイナンバーカード

 

 

マイナンバーカードの申請状況は、西日本、特に九州地方で高い傾向となっています。「特別区・市」では上位10都市中、宮崎県が3市、鹿児島県が1市、4市が九州地方となっています。都道府県別交付率でも上位10都道府県のうち4県が九州の県となっており、高い交付率となっています。

特に宮崎県の都城市では、タブレットを活用した企業巡回型、公共施設・商業施設巡回型、説明会一体型の申請補助を実施し、きめ細やかな行政サービスが総務省のマイナンバー・マイナンバーカード広報大賞」で入選したそうです。

 

 

今はまだマイナンバーカードを使って実際、何かしらの行政サービスを使っている人は少ないかもしれません。これからのサービスではありますが、今後行政手続きの電子化、デジタル化も進んでいくと思いますが、誰もがサービスを享受できるよう、行政書士としてして行政のデジタル化にしっかり追いついていき、みなさまに情報を提供していきたいと思います。

 

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