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【知っていますか?】世帯所有空き家の7割は1980年以前に建築されている築50年以上です!【データから考えてみよう⑨】

知っていますか?世帯所有空き家の7割は1980年以前に建築されている築50年以上です!(平成 30 年住宅・土地統計調査(総務省)から)

 

 

  • 世帯所有空き家とは
  • 世帯所有空き家の7割は1980年以前の建築で、相続・贈与で取得した世帯所有空き家の割合は5割以上
  • ご両親がご健在の今、40代から50代の方は、ご両親と「実家」のこと、話し合ってみてはいかがでしょうか

 

それぞれ一つずつみていきたいと思います。

 

 

 

世帯所有空き家とは

 

世帯が現住居以外に所有する住宅のうち、二次的住宅・別荘用、 貸家用、売却用を除いたもの

※下の表の赤い□で囲まれた部分を指します

出典:平成 30 年住宅・土地統計調査(総務省)

 

 

 

世帯所有空き家の7割は1980年以前の建築で、相続・贈与で取得した世帯所有空き家の割合は5割以上

 

出典:平成 30 年住宅・土地統計調査(総務省)

 

世帯所有空き家(世帯が現住居以外に所有する居住世帯のない住宅のうち,主な用途が「貸 家用」,「売却用」,「二次的住宅・別荘用」以外の住宅)について建築の時期別に割合をみる と,「1970 年以前」が 46.4%と最も高く,次いで「1971~1980 年」が 24.0%などとなっており,1980 年以前に建築された世帯所有空き家が全体の7割以上を占めている。 また,世帯所有空き家について取得方法別に割合をみると,「相続・贈与」が 52.2%と最も高く,ご両親の家(相続人にとっては実家)とは別に、相続した子供は既に自分の家を所有しており、そのためご両親の家がそのまま空き家となっているケースが世帯所有空き家の2件に1件と推察できる。

 

 

 

ご両親がご健在の今、40代から50代の方は、ご両親と「実家」のこと、話し合ってみてはいかがでしょうか

 

 

今回のデータは5年に一度行われる国勢調査の結果(2018年)です。次の国勢調査は今年2023年になります。団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる2025年まであと2年です。また団塊世代が今40代から50代の世代の親と重なります。ご両親が心身ともに健康な時に、実家をどうするか、誰かに相続して欲しいのか、それとも売却してもいいのか、話し合ってみてはいかがでしょうか。ご両親が元気なうちに、兄弟姉妹で話し合い、ある程度の方向性を決めておいてはいかがでしょうか。

実際に両親を見送ってから実家をどうするのか考え、実行するのは、ご両親を失った喪失感もあり、ご実家が祖父母やご両親と共に幼少期を過ごした思い出がつまった特別な場所であるため、整理や売却などの判断をするのが難しいこともあります。

ご両親が健在の間に、兄弟姉妹で納得できる答えが出せるよう話し合ってみることをお勧めします。

当事務所でも空き家問題に対応しています。お困りの方はお気軽にお問合せください。

 

 

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