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【エンディングノート】で人間関係を確認しよう【終活初めの一歩⑥】

【終活初めの一歩⑤】ではエンディングノートを選ぶとき、書くとき、保管する時の注意事項をみてきました。

エンディングノートは自分がエンディングノートに何を書きたいのか、書く内容。

またエンディングノートは遺言書のような法的効力がなく、あくまで自分の希望を伝えるものであること。

またせっかくエンディングノートを書いても、誰にも見つけてもらえなければ、希望を伝える事もできないため、

保管場所が大事であること、親しい人には事前に保管場所について話しておく必要があることについてお伝えしました。

今回はエンディングノートで人間関係を確認する必要性についてお伝えしていきたいと思います。

 

 

エンディングノートで人間関係を確認する必要性について

 

  • 終活で確認したい人間関係とは?
  • 親族の確認
  • 友人知人の確認

 

それぞれ一つずつみていきたいと思います。

 

終活で確認したい人間関係とは?

 

終活で確認したい人間関係は、法律の手続きの対象者となる親族、または友人知人など、

自分をとりまく人間関係の大きく二種類にわけられます。

 

  • 親族
  • 友人知人

次に一つずつみていきたいと思います。

 

 

親族の確認

親族とは、6親等内の血族、配偶者、3親等内の姻族です (民法725条)

つまり自分から見て一定の範囲にある血縁関係や姻戚関係のことを指します。

 

血族とは生物学的な親子関係によって血のつながりがある人をさしていて、

養子と養親とその血族との間とは養子縁組によって血族と同じ親族関係が生じます。

 

姻族とは婚姻によってつながった配偶者の血族関係にある人を指し、婚姻によって生じ、

離婚や配偶者死亡後の婚姻関係終了の意思表示によって終了します。

 

親族の確認が必要な理由は、本人が亡くなった時の遺体や遺骨の引き取り、

相続の手続きなど、法律的な手続きは、原則として親族が行うことになります。

そのため、自分を中心とした親族関係図(家系図)を作成し、

連絡先などをエンディングノートに記載することをお勧めします。

※家系図については別の記事で説明します。

 

 

友人知人の確認

頼れる親族がいない場合には、親しい友人などにいざというときのサポートをお願いすることもあるかもしれません。

そういう人は幼馴染や学生時代の友人、これまでの人生でお世話になった人、心に残っている人、

現在の生活で親しくしている人などである可能性が高いです。

いざというときに頼れる人、信頼している人の名前をエンディングノートに書いておきましょう。

また現役世代の場合、配偶者が突然死し、残された夫や妻が、亡き配偶者の上司や部下、同僚など連絡先がわからず、

勤め先に一報を入れるのに時間と手間を要し、友人知人にすぐに連絡できず、お葬式に呼べなかったという話はよく聞きます。

現在お仕事をされている方はお仕事関係の連絡先も忘れず含めると良いでしょう。

 

 

エンディングノートに書く項目は多岐にわたります。何から書いていいかわからなくなりがちですが、

エンディングノートが自分の人生の終わりの希望を記載するノートですので、このエンディングノートを誰に託したいか。

またその延長上で、自分の人生の最後に連絡をとって欲しい人は誰か、自分自身に問うてみてはいかがでしょうか。

また死後事務に関しては、原則親族が行う事を考えると、事前に親族情報に関しても調べ、

またこれを契機に自分の親族と連絡をとってみるのもお勧めです。

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