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【エンディングノート】で家系図を書いてみよう【終活初めの一歩⑨】

【終活めの一歩⑧】ではエンディングノートで終末期の医療の希望について書くことの重要性についてお伝えしました。終末期の医療とは具体的には、①告知と余命宣告、②緩和ケア、③延命治療と尊厳死についてそれぞれみてきました。自分の命の終わりについて考える事は誰でも不安で恐れを伴います。しかし終末医療について自分の希望があり、終末医療についての自分の意思を表示しないと、残された家族・代理人・医療関係者も判断の根拠がなく、ご自身の望まない形になる可能性もあります。ゆっくり時間をかけて考えてみるとよいでしょう。

今回は、【終活初めの一歩⑥】の続きで家系図についてお伝えしていきたいと思います。

 

 

エンディングノートで自分の家系図を書いてみよう

 

  • 家系図とは何か
  • なぜ家系図を書く必要があるのか
  • 家系図の書き方

 

 

それぞれ一つずつみていきたいと思います。

 

家系図とは何か

 

血縁や結婚の関係を表した図。系図 (出典)広辞苑

系図とはある一族の代々の系統を書き表した図表。系譜とも言うが、特定の家の家督相続の継承の系統(家系)を記した系図。家譜ともいう (出典)ウィキペディア

 

家系図とは、親族関係をわかりやすく整理するための図であると言えます。

【遺言相続初めの一歩⑥】のテーマ、エンディングノートで整理する人間関係の一方である「親族」の関係図です。

 

 

 

なぜ家系図を書く必要があるのか

 

ここ数年、コロナ禍でお葬式が行えず、見送りができない話などもよく耳にします。また近年では家族葬が増えてきているというデータもありますが、一般葬では通夜、葬式、法要などに3親族までの家族、それ以外の血縁のある親戚など、呼ぶ人の範囲も広がります。その際に頻繁に親族が顔を合わせるような関係であれば問題ありませんが、数年に一度顔を合わせるぐらいの関係性だと、誰が誰なのか見当もつかないこともあります。そのため自分中心の家系図を書いておくと、お葬式の時など残された家族も助かるでしょう。

 

また、一定の親族には相続人になる権利があります。相続手続時に、家系図があれば、誰が法定相続人であるのかおおよその見当がつき、相続手続きもスムーズに進みます。

 

エンディングノートの種類によっては、家系図を記入するページもあります。

ご自身や残された家族のために、一度家系図を作成されてみてはいかがでしょうか。

 

 

家系図の書き方

 

家系図の書き方にルールなどはありませんが、家系図には本人と配偶者を中心として、親子関係、兄弟姉妹関係などを書きます。

 

■わかりやすい家系図の書き方

  • 親や祖父母などの上の世代は自分より上に
  • 兄弟姉妹は自分と同じ高さに
  • 子や孫世代は自分より下に
  • 夫婦は名前を並べ、二重線でつなぐ
  • 子や兄弟姉妹は左から年齢順に並べる
  • 亡くなっている人には「(亡)」と書く

 

一般的な家系図は、ご自身のものではなくても、一度は目にしたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、親族との付き合いが頻繁ではない方には馴染みが薄いかもしれません。ご自身のルーツを探すという意味でも、自分が旅立った後のセレモニーや相続手続きには、法定相続人情報が必要となり、親族関係を整理することは誰にとっても意味があると思います。ご両親がいらっしゃる方は、ご両親にまずは親族関係について尋ねてみてはいかがでしょうか。

終活に関するセミナーなども開催しております。お困りごとがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

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