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「終活」のきっかけは、20 代で「テレビなどのメディアやSNSで見聞きしたこと」、30 代で「子どもが できたこと」、40 代で「生涯独身だろうと思ったこと」がそれぞれトップ【データから考えてみよう⑧】

「終活」のきっかけは、20 代で「テレビなどのメディアやSNSで見聞きしたこと」、30 代で「子どもが できたこと」、40 代で「生涯独身だろうと思ったこと」がそれぞれトップ

楽天インサイト株式会社、「終活に関する調査」から考える)

 

 

  • 終活のきっかけは20代から40代までは個々のライフスタイルで異なる
  • 20代では「生涯独身だろうとおもったこと」が3位にランクイン
  • 50代以降は自分の健康に不安を感じたことがトップ

 

それぞれ一つずつみていきたいと思います。

 

 

出典:楽天インサイト株式会社、「終活に関する調査」

 

 

終活のきっかけは20代から40代までは個々のライフスタイルで異なる

 

「終活」のきっかけは、20 代で「テレビなどのメディアやSNSで見聞きしたこと」、30 代で「子どもが できたこと」、40 代で「生涯独身だろうと思ったこと」がそれぞれトップという結果になり、年代ごとで「終活」のきっかけが異なる結果となりました。20代から40代まではライフスタイルが個々でタイミングなど異なります。また多様性が尊重される現在ではますます多様化していくものと推測されますが、30代では主に育児子育てする人が多いため数値に反映されたと考えられます。

 

 

20代では「生涯独身だろうとおもったこと」が3位にランクイン

 

内閣府が発表した令和4年の男女共同参画白書で「結婚意思なし」と回答をしたのは、女性は20代で14.0%、30代で25.4%、男性は20代で19.3%、30代で26.5%となっています。若い世代で、急激に家族の形や結婚、出産に関する意識が変化してきています。今回の20代で「生涯独身だろうとおもったこと」はこの男女共同参画白書の数字と近い印象があります。

 

 

50代以降は自分の健康に不安を感じたことがトップ

 

50代以降は、自分の健康に不安を感じたことがトップとなっています。また家族や大切な人が亡くなったことが50代では2位、60代では3位に入っており、50代、50代は自分の気力体力の減退による喪失、大切な人を失う喪失と大きな喪失を経験する世代と言えるのではないでしょうか。

 

 

終活は当たり前のことかもしれませんが、人間が生まれてから亡くなるまでのライフサイクルに影響を受けています。仏教由来の言葉である「生老病死」が50代以降では身の回りで現実化してきます。50代以降の終活と40代までの若い世代では、終活のとらえ方が異なる可能性がありますので、それぞれの世代が必要とする終活の情報を今後発信していきたいと思います。当事務所では終活に関わる相談にものっています。お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

 

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