ブログ

空き家の維持費用にはお金がかかります。タレント松本明子さんの実家じまいから考えてみよう【気になる記事ブログ④】

空き家の維持費用にはお金がかかります。タレント松本明子さんの実家じまいから考えてみよう【気になる記事ブログ④】

 

 

  • 空き家の維持費用にかかる管理費用はどんなものがあるのか
  • タレント松本明子さんの空き家維持費用は25年で1800万円
  • 高齢のご両親が健在な方は、ぜひご両親との話し合いを

 

それぞれ一つずつみていきたいと思います。

 

 

空き家の維持費用にかかる管理費用はどんなものがあるのか

 

ご両親または親族が他界し、不動産を相続した場合、既にご自分に持ち家がある場合、若しくはご実家から離れた場所で仕事をし生活している場合、相続した不動産は空き家となる可能性が高いです。その場合、空き家となって誰も住んではいませんが、その不動産を所有するためには管理費用がかかります。

 

基本的な管理費用

  1. 固定資産税
  2. 都市計画税
  3. 火災保険
  4. 光熱費水道代
  5. 修繕費用熱費
  6. 庭木剪定等のその他維持費用
  7. 実家に帰省するための費用

 

誰も住んでいないからと電気ガス水道などの基本的なインフラを解約してしまうと、実家に空気の入れ替えや荷物の整理などで帰省した際に電気がつかない、トイレが流れない、お風呂に入れなくなります。

また庭のあるご実家の場合、植木が隣家や公道に伸びて枯れ葉が落ちて問題になったりするの場合もあるので、年に一度は庭木選定などが必要になります。

また実家から離れて遠方に住んでいる場合には、旅費交通費も往復でかかります。

また、不動産を持っている場合は固定資産税、都市計画税が必ず毎年かかります。

空き家を維持するにも上記のお金が必要となります。

 

 

タレント松本明子さんの空き家維持費用は25年で1800万円

 

既にテレビや雑誌でご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、タレント松本明子さんが香川県高松市にあるご実家を25年間維持するために1800万円かかったそうです。リンク先を張っておきますので、よろしければご覧ください。

お父様からの、「実家を頼む」という言葉を守り25年間守り続けてきたそうです。思い出と決別するのにも25年かかったそうです。

私も松本明子さんの実家じまいの様子をテレビで拝見しましたが、家の外観や家の中のもの、ご両親が大事に残しておいたものを見た時、自分の実家や自分が育った地域を思いだしました。

空き家とは、上物だけをみれば、既に人が住んでいない家ですが、そこで確かな生活があり、思い出が育まれた場所でもあり、思い出と決別するのに25年の時間が必要だった経緯も心情的には理解できます。ただ25年間で1800万円の維持費を負担できる経済的余裕がないと厳しいのではないかと思います。

 

 

ご高齢のご両親が健在な方は、ぜひご両親との話し合いを

 

松本明子さんも、最初にお父様がお亡くなりになり次にお母様がお亡くなりになられたそうですが、お父様が亡くなられた時点で実家をどうするかお母様にお聞きすれば良かったと思っているそうです。

やはりご両親が建てた家を、例えば売ったり、貸したり、取り壊して更地にするなどの判断を子供が一存で行うのは大変です。事前にご両親や兄弟姉妹との話し合い、ご両親の希望があり、全員がそれを共有していれば指針が決まっているのでいざという時に動きやすいです。また近所に親戚や親族が住んでいる場合などにも、ご両親の生前の希望だったことを説明すると、後々スムーズに事が進むでしょう。

ご両親がお元気なうちに、ご家族で実家について話し合われることをお勧めします。

空き家について他にも記事を掲載しています。よろしければこちらまでご覧ください。

東京都行政書士会から「空き家相談員」に認定されました。空き家の件でお困りの方はお気軽にお問合せください。

 

関連記事

ページ上部へ戻る