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『グッド・ライフ』から考える 幸せは、あとから育てられる。変わりゆく関係のなかで、あなたが本当に大切にしたいこと

グッド・ライフ』から考える 幸せは、あとから育てられる。変わりゆく関係のなかで、あなたが本当に大切にしたいこと

年賀状の季節になると、私は毎年少しだけ憂うつになります。

デザインを考えることよりも、「誰に送るか」を決める方がずっと大変だからです。

送る人、送らない人。送ったのに返ってこない人。返ってきたけれど、なんとなく距離を感じる人。

「自分はもう、この人にとって必要ない存在なのかな……」。

年賀状を書きながら、ふとそんな寂しさが胸をかすめることは、実は私にもあります。

でも、この作業は静かに行われる**「人間関係の棚卸し」**なんですよね。

自分が選ぶこともあれば、選ばれることもある。そのどちらも、少し胸がチクッと痛みます。

🌿 『グッド・ライフ』が教えてくれた、人間関係の「自然な新陳代謝」

ロバート・ウォールディンガーとマーク・シュルツの著書『グッド・ライフ』は、84年以上のハーバード大学の研究から、「幸せの源は良い人間関係である」と教えてくれます。

しかし、私が一番救われたのは**「人間関係は変わっていい」**という視点でした。

家族も、友人も、職場の人間関係も、人生のステージによって距離が変わるのは当然のこと。それは失敗でも裏切りでもなく、いわば**「人生の新陳代謝」**です。この本に出会ってから、距離ができることは「関係の終わり」ではなく、「新しいフェーズの始まり」だと捉えられるようになりました。

⚖️ 行政書士として見えてくる「人間関係の根っこ」

行政書士として市民相談会に立つと、遺言、相続、後見といったご相談の裏側に、必ず「人間関係の整理」という深いテーマがあることに気づかされます。

  • 誰に財産を託したいのか

  • 誰に介護を頼みたいのか

  • 誰に迷惑をかけたくないのか

  • 誰と距離を置き、誰に最後を見届けてほしいのか

制度の利用は、いわば**「今の自分にとって大切な人」にバトンを渡すための手続き**です。

もし「棚卸し」を避けたまま人生が進むと、争いや不安の種が大きくなってしまいます。

🌸 幸せになるのに、遅すぎることはない

『グッド・ライフ』の教え通り、たとえ今、人間関係が「目も当てられない状態」だとしても、絶望する必要はありません。

「いくつになっても、良い人間関係は作り直せる」

  • 自分の気持ちに正直になること

  • 大切にしたい人に、その気持ちを伝えること

  • 小さくてもいいので、自己開示をすること

行政書士は、人間関係そのものを修復することはできません。しかし、変わりゆく関係を前提に、あなたが心から安心できるための「土台」を整えることはできます。

  • 遺言で「今の感謝と願い」を言葉にする

  • 任意後見で「信頼できる人」を選び抜く

  • 見守り契約や死後事務委任で「これからの不安」を軽くする

制度を使うことは、冷たい手続きではありません。それは、あなた自身のこれからを**「安心で包むためのギフト」**です。


最後に:棚卸しから始まる、これからの人生

まずは、自分を取り巻く人間関係を、年賀状のように静かに、淡々と、でも正直に洗い出してみませんか。

その棚卸しは、**「これからの人生、誰と安心を分かち合いたいか」**を見つけるための、大切なステップです。

変わりゆく関係を認め、そのうえで「安心を選び直す」。

もし、その作業の過程で迷ったり、法的なサポートが必要になったりしたときは、いつでもお声がけください。

あなたの「これから」を、一番近くで支える伴走者でありたいと思っています。

当事務所でも遺言相続のご相談を承っております。よろしければお問合せください。

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