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4.202026
『グッド・ライフ』から考える 幸せは、あとから育てられる。変わりゆく関係のなかで、あなたが本当に大切にしたいこと

『グッド・ライフ』から考える 幸せは、あとから育てられる。変わりゆく関係のなかで、あなたが本当に大切にしたいこと
年賀状の季節になると、私は毎年少しだけ憂うつになります。
デザインを考えることよりも、「誰に送るか」を決める方がずっと大変だからです。
送る人、送らない人。送ったのに返ってこない人。返ってきたけれど、なんとなく距離を感じる人。
「自分はもう、この人にとって必要ない存在なのかな……」。
年賀状を書きながら、ふとそんな寂しさが胸をかすめることは、実は私にもあります。
でも、この作業は静かに行われる**「人間関係の棚卸し」**なんですよね。
自分が選ぶこともあれば、選ばれることもある。そのどちらも、少し胸がチクッと痛みます。
🌿 『グッド・ライフ』が教えてくれた、人間関係の「自然な新陳代謝」
ロバート・ウォールディンガーとマーク・シュルツの著書『グッド・ライフ』は、84年以上のハーバード大学の研究から、「幸せの源は良い人間関係である」と教えてくれます。
しかし、私が一番救われたのは**「人間関係は変わっていい」**という視点でした。
家族も、友人も、職場の人間関係も、人生のステージによって距離が変わるのは当然のこと。それは失敗でも裏切りでもなく、いわば**「人生の新陳代謝」**です。この本に出会ってから、距離ができることは「関係の終わり」ではなく、「新しいフェーズの始まり」だと捉えられるようになりました。
⚖️ 行政書士として見えてくる「人間関係の根っこ」
行政書士として市民相談会に立つと、遺言、相続、後見といったご相談の裏側に、必ず「人間関係の整理」という深いテーマがあることに気づかされます。
誰に財産を託したいのか
誰に介護を頼みたいのか
誰に迷惑をかけたくないのか
誰と距離を置き、誰に最後を見届けてほしいのか
制度の利用は、いわば**「今の自分にとって大切な人」にバトンを渡すための手続き**です。
もし「棚卸し」を避けたまま人生が進むと、争いや不安の種が大きくなってしまいます。
🌸 幸せになるのに、遅すぎることはない
『グッド・ライフ』の教え通り、たとえ今、人間関係が「目も当てられない状態」だとしても、絶望する必要はありません。
「いくつになっても、良い人間関係は作り直せる」
自分の気持ちに正直になること
大切にしたい人に、その気持ちを伝えること
小さくてもいいので、自己開示をすること
行政書士は、人間関係そのものを修復することはできません。しかし、変わりゆく関係を前提に、あなたが心から安心できるための「土台」を整えることはできます。
遺言で「今の感謝と願い」を言葉にする
任意後見で「信頼できる人」を選び抜く
見守り契約や死後事務委任で「これからの不安」を軽くする
制度を使うことは、冷たい手続きではありません。それは、あなた自身のこれからを**「安心で包むためのギフト」**です。
最後に:棚卸しから始まる、これからの人生
まずは、自分を取り巻く人間関係を、年賀状のように静かに、淡々と、でも正直に洗い出してみませんか。
その棚卸しは、**「これからの人生、誰と安心を分かち合いたいか」**を見つけるための、大切なステップです。
変わりゆく関係を認め、そのうえで「安心を選び直す」。
もし、その作業の過程で迷ったり、法的なサポートが必要になったりしたときは、いつでもお声がけください。
あなたの「これから」を、一番近くで支える伴走者でありたいと思っています。
当事務所でも遺言相続のご相談を承っております。よろしければお問合せください。
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