ブログ
1.262023
「親が亡くなった時に不安なことに関する意識調査」から考える 【気になる記事ブログ②】
「株式会社AlbaLink(本社:東京都江東区、代表取締役:河田 憲二)の、親御さんがご健在の方500人を対象に「親が亡くなった時に不安なことに関する意識調査)」から考える
リンク先記事
親が亡くなった時に不安なことランキング|500人アンケート調査 | 訳あり物件買取プロ (wakearipro.com)
「終活」一般的についての意識調査のデータを探していたところ、上記の記事とデータを知り、今回ホームページのブログの中で以下の視点から掘り下げてみたいと思います。
- 親が亡くなった時に不安なことの第一位は「相続、金銭面の手続き」
- 終活について親と話をしたことがない人は7割
- 自分のメンタルや残された家族のケアなど、精神的なケアが求められている
それぞれ一つずつみていきたいと思います。
親が亡くなった時に不安なことの第一位は「相続、金銭面の手続き」
今回、対象者500人のうち、「相続、金銭面の手続き」を選んだ人は、230名と、ほぼ半数、2人に1人が選択した結果となっています。親が亡くなった後、何をいつまでにどうすればいいのか具体的なスケジュールがわからず、不安を感じている人が多い結果となりました。おそらく「親が亡くなったらすべきことがたくさんある」ことはわかっていても、具体的な内容がわからず漠然とした不安を持つ人が多いと推測されます。
全国の自治体では「おくやみコーナー」(自治体により呼び方は異なります)の設置が進んでいるようです。または「おくやみガイドライン」など冊子を用意している自治体もあります。こちらで、亡くなってから必要となる手続きを説明してくれます。冊子でわかりやすくまとめられていることもあります。
まずはご自身もしくはご両親のお住いの自治体(市区町村役場)に、「おくやみコーナー」について問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
終活について親と話をしたことがない人は7割
終活について親と面と向かって話すのは正直敷居が高い行為と言えます。
「死」について語ることは、不謹慎だとか縁起が悪いと捉えられがちです。
また、終活について話すことは、親の財産について明らかにすることでもありますから、人によってはお金の話をするなど卑しいと思う人もいるかもしれません。
しかし、自分も含め誰にでも死は訪れます。そのため、話し合いを先延ばしにして、ご両親が亡くなった時、お葬式はどうしたかったのか。お墓はどうしたかったのか。財産は誰に何をどのように分けたかったのか、亡くなってからではご両親の希望はわかりません。全て家族が決めないといけません。それは家族の負担にもなるでしょう。財産だけではなく、介護や、終末医療の希望、お葬式・お墓など、まずは気軽に提案できるエンディングノートをご両親に書いてもらってはいかがでしょうか。
自分のメンタルや残された家族のケアなど、精神的なケアが求められている
大事な人や大切な人を亡くすことは、誰にとっても辛く悲しい経験で、大きな喪失感を覚える事と思います。以前の終活の記事にも書きましたが、血縁や地縁で結ばれた共同体の機能が低下し人間関係が希薄化し、核家族化や家族の多様化進む現代では、家族以外の誰かに気軽に頼るのが難しく、誰もがふとしたきっかけで孤立する可能性があります。
また、深い悲しみの中で期限の決まった死後の事務手続きを行うのは、残された遺族には負担になるかもしれません。
そんな時は、費用は生じますが、相続手続きの専門家にお願いすることで、精神的な負担も軽減するかもしれません。また辛い思いを抱えている場合は、専門の機関で相談することもできます。
以下北海道から沖縄までの全国相談窓口が書いてあるリンク先となります。
良ろしければ参考にしてください。