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【エンディングノート】で自分の葬儀について考えてみよう。【終活初めの一歩⑩】

【終活初めの一歩⑨】ではエンディングノートに家系図を書こうというテーマでお話しました。家系図とは何か。なぜ家系図を書く必要があるのか。また具体的な家系図の書き方についてお伝えしました。家系図とは親族関係をわかりやすく整理する図でもあり、実際のお葬式で声がけを行う親族を調整する際に役にたちます。また特定の親族には相続人になる権利もありますので、家系図があると、実際の相続手続きがスムーズに進む可能性もあります。

今回は、エンディングノートで自分の葬儀について考えてみようをテーマにお伝えしていきたいと思います。

 

 

エンディングノートで自分の葬儀について考えてみよう

 

  • 葬儀をめぐる時代的な変化とは
  • 葬儀の種類
  • 葬儀費用と遺影写真の準備

 

 

それぞれ一つずつみていきたいと思います。

 

 

葬儀をめぐる時代的な変化とは

 

地縁血縁のつながりが強かったひと昔前では、お葬式は地域や家族で執り行われていました。また現役世代が喪主の場合は、会社の福利厚生の一環でお葬式の手伝いに人が派遣されることもありました。しかし核家族化が進み、地域のつながりも減り、長寿化が進む中で子の世代でさえ現役世代を退いているため、現在では葬儀社を通すことが多くなり参列者も少なくなりました。このように葬儀も地域の互助関係から葬儀会社へ、また葬儀の規模も小さく執り行われていく方向へシフトしつつあります。

 

 

葬儀の種類

 

  1.  従来型の葬儀
  2.  通夜・葬儀・告別式という従来通りに行う葬儀
  3.  階層の人数によって費用が大きく異なります。

 

1.自由葬

花だけの祭壇や好きな音楽をかけるなど、葬儀社によってさまざまなプランがあります。事前に葬儀の様子を見学したり、葬儀社とよく相談をしておきましょう。

 

2.家族葬

原則として家族や親しい友人知人以外の会葬者がいない葬儀。人数が制限されるため、通常は費用も抑えられます。

 

3. 直葬

通夜・告別式を行わずに火葬する葬儀。家族だけの告別式や読経だけを加えるシンプル葬もあります

 

現在は葬儀の種類も多様化し、自分の葬儀をプロデュースする人も増えてきています。

生き方も家族の形態も多様化する昨今、今後も葬儀に関しては選択肢が増えてくる可能性もあります。

 

 

葬儀費用

 

葬儀の費用は大きく分けて四つの項目に分かれます。

 

  • 葬儀にかかる費用
  • 飲食接待にかかる費用
  • お寺にかかる費用
  • 火葬・香典返しにかかる費用。

 

般財団法人日本消費者協会が2017年に実施した「第11回 葬儀についてのアンケート調査」によると、葬儀一式にかかる平均費用は121.4万円。寺院費用の平均が47.3万円、飲食接待費用の平均が30.6万円、さらに墓地・墓石は平均で286.0万円必要というデータもあります。

葬儀会社などが実施しているアンケートでも費用は個人差が大きいようですが、100万円以上かかる事も多いようです。

 

 

葬儀をめぐる時代的な変化、葬儀の種類、葬儀の費用についてみてきました。長寿化、核家族化、地域や家族の共同体の紐帯の弱まり、生き方の多様化により、葬儀も大きく変化しています。このような時代に自分が何を選ぶか判断が難しいですが、人生最後の自己プロデュースできる機会でもあります。この機会に良ければ自分の葬儀について考えてみてはいかがでしょうか。

終活に関するセミナーも開催しております。お困りごとがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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