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11.292022
【エンディングノート】で財産の整理・整頓をしよう【終活初めの一歩⑦】
【終活初めの一歩⑥】ではエンディングノートで人間関係を確認することの重要性についてお話しました。確認したい人間関係には、親族と友人知人/会社関係があるとお伝えしました。旅立つ前、旅立った後の手続きでは、原則親族のみが対応できる手続きなどもあり、自分を起点とした家系図などを作成し、親族の名前、連絡先を調べておくことの必要性について触れました。また頼れる親族が居ない場合には友人知人などに身の回りの世話をお願いする可能性もあり、自分にとって大切な信頼できる人をエンディングノートの書いておくと良いでしょう。
今回はエンディングノートで財産の整理・整頓を行う必要性についてお伝えしていきたいと思います。
エンディングノートで財産の整理・整頓を行う必要性について
- なぜ財産の整理・整頓を行う必要があるのか?
- 財産リストにはどんな種類のものがあるのか?
- 生前のマネープランと、死後の相続は財産リスト作成が必須条件
それぞれ一つずつみていきたいと思います。
なぜ財産の整理・整頓を行う必要があるのか?
エンディングノートの多くには、貯蓄や不動産について書く欄が設けられています。
なぜなら、自分の財産を把握して、財産リストを作っておくことは、万一のときに大切な財産を
家族に引き継ぐためだけでなく、人生後半期の生活を考えるうえでも重要だからです。
財産リストにはどんな種類のものがあるのか?
財産リストには具体的には以下のものがあります
- 不動産(土地・建物・収益物件・農地など)
- 預貯金
- 株式や投資信託などの有価証券
- 生命保険や損害保険
- 会員権や骨董品など
- 債権・債務・保証人
- クレジットカード
財産には①~⑤のプラスの財産と⑥のようなマイナスの財産があります。
財産リストには、プラスの財産もマイナスの財産も漏れなく全て記載し、
現状で自分がなにを、どれだけ持っているか一覧で把握できるようにしておきましょう。
生前のマネープランと、死後の相続は財産リスト作成が必須条件
終活における財産の整理・整頓には二つの効果があります。
一つは、現時点におけるプラスとマイナスの財産を把握することで、生前のマネープランを具体的に立てやすくなります。
定年退職後の収入としては年金が大きな柱になると思いますが、収入を把握してから、
次に退職後の支出をシュミレーションし、そして現時点での財産を参考に、収入と支出のバランスを変更することができます。
またもう一つの効果としては亡くなった後の相続の時にも、残された家族が、
どこに何があるかわからずに困った、ということがなくなります。
相続時に、亡くなった方の財産の詳細がわからず、一から探し出すと、時間も手間もかかります。
特に財産の種類が非常に多い場合は、特に事前にエンディングノートにまとめておくことをお勧めします。
ただし、大切な財産情報・個人情報が含まれますので、
保管には十分に気を付けましょう。
終活における財産整理・整頓は、今後の現実的で具体的な人生を歩むために、大変有益な情報整理となります。
また特に財産の種類が多い方には、残された家族のスムーズな相続手続きのためにも、作成されてみてはいかがでしょうか。
終活に関するセミナーなども開催しております。お困りごとがありましたら、お気軽にお問い合わせください。