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【推定4万人】福岡市が認知症ワンストップ拠点を開設【気になる記事ブログ⑨】

推定4万人 福岡市が認知症ワンストップ拠点を開設 KBCニュースの記事から考えてみよう【気になる記事ブログ⑧】

 

  • 福岡市に認知症のワンストップ拠点として「認知症フレンドリーセンター」2023年9月に開設予定
  • 健寿社会のモデルをつくるプロジェクト「福岡100」を、産学官民 オール福岡とは
  • シニアにやさしい街 総合ランキング(日本経済新聞)を見たことありますか?
  • 人生100年時代のキーワードは「地域社会」?

 

それぞれ一つずつみていきたいと思います。

 

 

福岡市に認知症のワンストップ拠点として「認知症フレンドリーセンター」2023年9月に開設予定

 

平成27年1月27日に、厚生労働省では、団塊の世代が75 歳以上となる2025(平成37)年を見据え、認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目指し、新たに「認知症施策推進総合戦略~認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて~」(新オレンジプラン)を関係11府省庁と共同で策定しました。(参考)厚生労働省 認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)パンフレット作成について

今回の福岡市の「認知症フレンドリーセンター」はまさにオレンジプランの目標である、認知症の人が住み慣れた街で自分らしく暮らし続けることができる地域の実現のための施策と言えます。

 

※ワンストップ拠点とは

複数の部署・庁舎・機関にまたがっていた行政手続きを、一度にまとめて行えるような環境をワン・ストップ・行政サービス(one stop governmental service)と言う(引用)Wikipedia

 

 

健寿社会のモデルをつくるプロジェクト「福岡100」は産学官民のオール福岡

 

福岡100とは「福岡市では、人生100年時代を見据え、誰もが心身ともに健康で自分らしく生きていける個人の幸せと、持続可能な社会を両立できる健寿社会のモデルをつくるプロジェクト「福岡100」を、産学官民 “オール福岡” で推進しています。

この「福岡100」のひとつとして、認知症の人やその家族がいきいきと暮らせる認知症にやさしいまち、「認知症フレンドリーシティ」を目指します。認知症にやさしいまちは,市民のみなさんが安心して暮らせるまちです。」(引用)福岡100 認知症フレンドリーシティ・プロジェクト

この福岡100のプロジェクトの中には「認知症フレンドリーシティ」だけでなく、「シニア活躍応援プロジェクト」、「オーラルケア28」など様々なプロジェクトがあります。少子高齢化で人口動態が変化する社会に向けての福岡市としての取り組みです。

 

 

シニアにやさしい街 総合ランキング(日本経済新聞)を見たことありますか?

 

少し前になりますが、2016年8月に「シニアにやさしい街 総合ランキング」サイトが日本経済社から公開されました。このサイトではシニアにとって大切な調査項目を偏差値化し、全国の市区町村のサービスを偏差値化し、順位付けしています。

このデータは全国の790市と東京23区の計813市区が対象で設問は38項目。評価対象にした指標は①「医療・介護」が12項目、②「生活支援・予防」が8項目、③「社会参加」が5項目、④「認知症対策」が3項目、⑤「その他」が10項目で合計38項目(枝問を除く)。

今から10年前のデータのため現状とは異なる可能性もありますが、よろしければご自分のお住いの地域を検索してみるのも良いかもしれません。

 

 

人生100年時代のキーワードは「地域社会」?

 

前回の人口動態の記事でも書きましたが、これから多死社会に入り、日本の人口の構成は大きく変化していきます。少子高齢化の影響で、若者の数が減り、高齢者が増えます。2070年には65歳以上の高齢者の割合が約4割となり、高齢者が若者や社会を支えていく、高齢者が社会で求められる役割はおそらく増えていくでしょう。そのような未来予測もあり、「シニアの活躍する社会」や家族のいない認知症高齢者は、地域全体でサポートする必要も増えてくるのではないでしょうか。地域連携ができている自治体、そうではない自治体など、今後はどの地域に住むかによって、自分が高齢になった時や家族が認知症になった際に受ける事ができるサポートに差が出てくるかもしれません。

ご自身のお住いの地域にどのようなサポートがあるのか調べてみるのも一つかと思います。

認知症・成年後見制度に関しては、他にも記事があります。よければこちらまでご覧ください。

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